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Re: No.[327]
投稿者:masa 投稿時間:2007/07/18 [水曜日] 14:52:14

読んでくださったのですね。ありがとうございます。
削除したのは、お返事が遅かったからではなく、出すぎたことを書いた
のではないかと反省したからです。気持ちは変わっていません。ただ時
々、自分の意見を述べた後しばらくして、はっきり言い過ぎたとか、誰
かを攻めすぎたのではないかと反省することがあるのです。そんなとき
、比ゆ的にですが、自分を部屋の隅に連れて行って『あなたは自分が何
者だと思って、そんなに堂々と自分の意見を述べるの! しばらくここで
反省しなさい』というのです。反省した私はすごすごと出てきて、ごめ
んなさいと言ったり、そっと記事を削除しに行ったりするのです。
でも、私は頑固なのでしょうか・・・? 反省するのは、その言い方だけ
で、意見は変わっていないので、また同じことを述べたりします。
そしてまた部屋の隅です。

あとでじっくり読んで反省しようと思っていましたので、記事はコピー
してありますが、とりあえず今日は、先回の続きのようなものを書かせ
てください。

mitsuroさんは自分の死後に、誰かが自分の伝記を書くとするなら、どん
なことを書いて欲しいと思われますか? 
本当のことを書いて欲しいですよね。そして、人間には多くの人には知
られたくない失敗などもあるはずですので、それは公表しないで欲しい
と思いますよね。ですから、何を書くかの前に、どんな人が書くかはと
ても重要だと思います。ぜひとも、道理をわきまえた、親切で愛のある
人に書いて欲しいものだと思われませんか?
 でも、さらに本音を言うなら、わたしは誰にも伝記など書いて欲しく
はありません。自分のたった一度の大切な人生のプライバシーが保てず
、メリットよりもデメリットのほうが大きそうだし、良いことであって
も、心の中の暖かな場所に秘めたままにしておきたいこともあるからで
す。死んでしまってからでは、失敗に至った経過や理由を述べて自己弁
護することもできません。必要以上に高められても訂正することもでき
ません(良いことでも悪いことでも嘘を塗りたくられるのは、不快です)
。誤解を解くこともできません。間違いを正すこともできません。死ん
だあとに、自分の残響や残像が通りに投げ出され、踏みつけられ、つば
をはかれ、本当は理解していない人に「わかるわかる」と軽く納得され
て、たった一冊の本もしくは一本の映画以上のものは何もないかのよう
に軽んじられるのは、心から謙遜になったとしても、切なく思えます。
誰の命も、貴重で、測りがたく奥深いものがあると思いますので。
もし、自分がそっと人から離れて暮らすことを願っても、死んだあとに
誰かが私の記録をかき集めて引きずり出し、衆目にさらし、たとえ好感
をもってくれていたとしても偏見に満ちた態度で、家族や友人たちに語
り始めたら・・・と考えるとぞっとします。私は、自分を少しも偉大な
ものだとは思いませんし、そうなろうとも、なりたいとも思ったことは
ありませんが、自分自身の人生はとても愛しく大切なものだと思ってい
るからです。
そして、死者の無力さを支えたくもあるのです。


p2058-ipbf1904marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp 122.16.161.58

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