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2004年8月1日
平成16・17年度丸森町生涯学習推進モデル事業の一環として、現在、近所の方々と近くの国道349号線に花壇を作っています。
その花壇の看板作成。
使用しているのは40×300cmの松材5枚です。完成すれば200×300cmの大きな看板になります。
サンダー済みの板の表面を綺麗に拭いています。

 

松材の木目が綺麗なので、木目が透けて見えるようジェッソを薄く溶いて塗っています。

 

 

 

全体にまんべんなく塗ります。

 

 

 

 

この大きさに、文字をどう入れるか、何を描くかいろいろ迷いましたがなんとか決定。
このホットでヒートな夏をイメージして「ひまわり」を描くことにしました。
一通り描いて、耐水ペーパーで色を落としています。

 

 

一度描いた色を全体的に耐水ペーパーで落とし、調子を見ています。

 

 

 

 

ひまわりを再度描き込み、バックにブルーを薄く入れることにしました。

 

 

 

 

まあこんな感じスか。

 

 

 

 

実は、看板は両A面で作っています。
「 六区の花壇 」サイドと「ROCK'S GARDEN」サイド。
ROCK'S は六区と花壇が岩場であること、そして大好きな音楽、ロックをみんなひっくるめて・・・・
これは「ROCK'S」サイドです。

 


これも一度描いて、耐水ペーパーで落としたものです。

 

 


ライト・マゼンダのラインを入れました。

 

 

 

 

カドミウム・オレンジの上にカドミウム・イエローライトを塗っています。
かつて、アクリル絵具のカドミウム系は雨に濡らし、太陽に当てると「黒く変色してしまう」とよくいわれていましたね。
ちょっと心配ではありますが、あえて試すことにしました。
はたして、アクリル絵の具はどれ程進歩したのか。

 

 

2004年8月9日
(いつもと更新順が逆になってしまいまして、申し訳ございません。)
カドミウムの件については、某有名画材メーカー2社に問い合わせ致しました。
それぞれ丁寧な回答を頂きましたことに対し、深く感謝しています。
A社は「カドミウム系の絵の具が黒変するのは、未使用の状態で紫外線に当てた場合で、絵に描いて乾燥させた後は心配無い。」
B社は「カドミウム系の絵の具は耐光性には優れているものの、耐候性には注意するものがあり、水分と太陽光の共存下で黒変する。その現象は一様でなく、月単位で現れる。大体一年以内に露呈する。」と恐ろしいものでした。
どうしてこんなに回答が異なるのか、不思議ですが、各社とも必ず仕上げ用のニスを塗るよう注意頂きました。
それで、心配なので、カドミウム以外のイエローライトで花の部分を若干補正しニス止めしました。

本当に暑い日でしたが、地区の皆さんが朝8時から集まってくれて、看板立てをやってくださいました。感謝感謝です。

 

 

 

正午前に遂に立てることが出来ました。
何だか妙に感激の瞬間です。
植物が連日の暑い日射しに相当参ってまして、ちょっと心配でした。
ROCK'S ガーデンの名のとおり、ここは何せ岩場なのでこう連日太陽が照りつけると、水分が極度に不足してしまいます。
写真左に見えるのが、国道349号線のガードレールです。

 

こちらが反対側です。
木材を提供頂いたMさん、描きやすいように製材してくださったI工務店さん、炎天下看板立てを必死でやってくださったK区長さん始め地区の皆さん、そして大工のCさん、いや〜ホントどうもありがとうございました。
(カドミウム系の色の経過については 、もし変化等が現れましたなら、今後もこのコーナーで報告させて頂きます。)

2004年9月12日
お陰様で花壇は「優良賞」をいただきました。
また、心配していたカドミウム系の絵の具についてですが、今のところ雨と太陽による色変化は認められません。


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